ヘッドライト自動消灯
バイクの電装チューンへ::TOPへ戻る
ヘッドライト
*バイクのヘッドライトは常時点きっぱなし。 そこで、信号待ちや列車待ちなどで停車した際、自動に消灯させます。  部品は、「エーモン工業株式会社」のものを使います。
リレーは、同社のコンパクトリレー1586を二個使いましたが、接点への導通可能最大電力は、両接点共10アンペアであるため、ヘッドライトの電力都合上さらに余裕のある接点が必要な場合は、品番:1246だとより一層の電流を流すことが出来ます。
ただし、リレーコイルに並列させているコンデンサーの容量を変えなくてはいけません。
このコンデンサーは、通常バイクの変速ギアはローとセカンドの間にニュートラルがあり、走行中にセカンドへ入れる際に通過するニュートラルによってヘッドライトが一瞬消灯してしまうのを防ぐもので、この回路の場合約二秒間の効き目があります。
ちなみに同社サイトによると、1586のコイル消費電流は46mAで、1246は約150mAだそうです。
コンデンサーは、壊れたテレビの整流回路に使われていたものを利用しました。
エーモン社より、品番:1851「商品名:残光ユニット」と言う物が販売されており、これもコンデンサーを利用していますが、価格のことを考えればリサイクル品で充分です。

まず上段は、大まかなヘッドライト回路で、ライトのマイナス部分を切断します。
下段は、本回路図です。
ニュートラルランプ点灯時は、並列したリレーコイルへ電流が流れ、ヘッドライト側リレーへのコイル電流が断たれてさらにヘッドライトのマイナス線も断たれるから、ヘッドライトは消灯すると共に、消灯確認用のLEDが点灯します。
ニュートラルランプ消灯時は、ニュートラルランプ側リレーコイルへの電流が断たれて、ヘッドライト側リレーがONとなり、マイナス線はつながり、ヘッドライトは点灯すると共に、消灯確認用のLEDが消灯します。
ダイオードは、コンデンサーに蓄えられた電流が逆流するのを防止するためのものです。
なお、ヘッドライト消灯時に、ヘッドライトのフィラメント内を通った電流がハイビームインジケータに流れ込み、インジケーターが点灯することがあります。
ヘッドライト消灯確認のため利用する場合はLEDの必要もなく良いでしょうが、あくまでハイビームインジケータとして利用したい場合は、インジケーターの配線の位置をかえる必要があります。
ハイビームインジケータによっては、ライト球切れを起した場合にも点灯する仕組みになっているバイクもあります。
ON-ONスイッチを常時点灯側にすると、ヘッドライトは常に点灯すると共に、LEDは役目を終えます。
ヘッドライト消灯時に、増設したポジションランプのような小型のランプを灯したい場合は、LEDに並列させればよいと思います。