ウインカーポジション |
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実際のところ、こんな面倒な回路を組むより市販のウインカーポジションユニットを買った方が安全確実で、機能も充実しています。 |
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ウインカーチューンは、ウインカーリレーがICタイプであることを条件とします。 ランプへ流れる電流の度合いによって点滅させるようなタイプのリレーの場合、ハザードで4個のランプを点滅させると電流値が変わってくるので、うまく動作しないことがあります。 以後、スイッチをSWと略す。 ポジションSWを入れると、プラス電流がリレーの接点を通って左右の各ランプに流れるため、ランプは点灯し、インジケーターも点灯します。 紫色丸印のダイオードは、ポジションSWを入れた時に流れるプラス電流が、リレーのコイルへ流れるのを防ぎます。 ポジションSWを入れた状態で、ウインカーSWを右へ倒してみます。 まず、ウインカーリレーからの点滅出力がリレーコイルへ流れるためリレーが働き、接点を移動させることで、ウインカーポジションの機能は無くなります。 さらに点滅出力からの信号が右側ランプに流れるため、右ウインカーは点滅すると共に、インジケーターも点滅します。 この時、左ウインカーは、ポジション機能が無くなっているから点灯しません。 コンデンサーは、リレーの動作を保持するもので、リレーはウインカー作動中にポジション回路を断つために有り、ウインカーリレーからの信号はON、OFFを繰り返すから、信号がOFFの時このコンデンサーが無いとその間にリレー接点が戻りポジション機能が働くため、ランプが一瞬点灯することになってしまいます。 コンデンサーは、エーモン社のコンパクトリレ:品番1586(コイル消費電流46mA)で25V2200 μFが適値です。 ただしこの回路だと、ウインカーと同じ明るさでポジションも点灯します。 |
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ポジション回路を断つためのリレーと、左右個別用のリレーで、三個のリレーを用いました。 ポジションSWを入れると、、プラス電流がポジション回路断用リレーの接点を通って、左右の各ランプに流れます。 ただし右ウインカーは右用リレー、左ウインカーは左用リレーの接点を通ることで、二個のランプが直列接続されたことになり、ランプの明るさはおよそ二分の一になります。(右ウインカーの1,2は、直列状態、左ウインカーも同) 赤色丸印のダイオードは、ポジションSWを入れた時に流れるプラス電流が、各リレーのコイルへ流れるのを防ぎます。 紫色丸印のダイオードは、ポジションSWを入れた時に流れるプラス電流が、右用左用リレーのコイルへ流れるのを防ぎます。 ポジションSWを入れた状態で、ウインカーSWを右へ倒してみます。 まず、ウインカーリレーからの点滅出力がポジション回路断用リレーコイルへ流れるためリレーが働き、接点を移動させることで、ウインカーポジションの機能は無くなります。 さらに点滅出力からの信号が右用リレーのコイルにも流れます。 このリレーが働いたとき、右ウインカーのランプ1の片方は、アースに落ちます。 ランプ2の片方はあらかじめアースに落ちており、もう片方にはダイオードを通ってプラス電流が流れます。 なお、このリレーは、ウインカーリレーの点滅に応じオンオフを繰り返します。 この時、左ウインカーは、ポジション機能が無くなっているから点灯しません。 コンデンサーは、リレーの動作を保持するもので、リレーはウインカー作動中にポジション回路を断つために有り、ウインカーリレーからの信号はON、OFFを繰り返すから、信号がOFFの時このコンデンサーが無いとその間にリレー接点が戻りポジション機能が働くため、ランプが一瞬点灯することになってしまいます。 コンデンサーは、エーモン社のコンパクトリレ:品番1586(コイル消費電流46mA)で25V2200 μFが適値です。 |
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ポジションSWをオンにしたときの動作です。 オレンジ色の線の部分にも電流は流れますが、途中で断たれます。 |
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ポジションSWをオンにした状態で、ウインカーSWを右に倒したときの動作です。 オレンジ色の線の部分にも電流は流れますが、途中で断たれます。 |
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ハザード+ウインカーポジション+ウインカーブザーです。 赤色丸印ダイオードにより、ハザード作動中はウインカーブザーが鳴らないようにしました。 LEDは、ハザード作動中に点滅します。 |
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